まるほしです!
今日、とある新規就農本を読んでいました。
そこで具体的に農業を始めるステップの1つ目としてこう書かれてありました。
「農業をやる目的を言葉にする」
確かに”目的”を明確に言語化したことはなかったなぁ。
「目的ぃ?…」と思ったが、少し考えてみると思ったよりスラスラ出てきたことに自分でもびっくり。
しかも意外と自分の中の価値観がしっかり現れていておもしろい(笑)
間違いなく今後重要になってくると思えたので、ここに残しておきます。自己分析!
①自分の事業で生活していきたい
会社員ではなく、自分の事業として、自分の責任でお金を稼いで生きていきたい。
兼ねてより自分の生活に責任を持ちたいという願望があります。
3年前から実家を離れ、金銭的にもほとんど頼らず生活していることに心地よさを感じていることからも、これが1つの大きな目的になり得ると感じます。
一人暮らしのいいとこをたくさん書いた記事がありますのでよかったら見てください笑
また言い方を変えて少しネガティブな捉え方をするならば、
会社員として縛られた生活をしたくない というのも本音です。
社会人1年目の時、農業をしたいと思った大きな要因の一つが、会社員として縛られた生活に疑問を持ったことでした
少し生意気ですが、、
・上司のご機嫌をひたすら伺いながら過ごす毎日
・人望がなく色んな方面から嫌われた経営トップ者に頭を下げなきゃいけないやるせなさ
・組織の体質とやり方への馴染めない感覚
こういったものを1年目から感じていました
会社員という選択が今後の人生において最適なのか
こんな不安を抱えていた時、目の前にたくさんあった”ヒント”が 農業 でした(農協ですからw)
また、会社員では得られないような、自分の望むライフスタイルを実現したいことも一つの目的です。
ついでに
自分の事業として営んでいると節税などでも有利にやっていけるものと認識してます
まだこれから勉強したい部分なので詳しくは書けませんが、自力で賢くやりくりするようなことを考えるのが好きなので、そういった意味でも自分に合っていると思います
②作物/食材を作ることへの喜び
1の内容はぶっちゃけ農業でなくても実現できますよね。
では なぜ農業なのか の部分がここ。
人々の胃袋を満たせることにやりがいを感じるからです
飽食といわれるような現代の日本では嗜好的な意味での食文化がずいぶんと広まっています
お昼の番組で地方グルメがしきりに取り上げられたり、
「インスタ映え」を筆頭に見栄え重視のプロモーションが主流になったり
一昔前よりもその傾向が強くなったと最近よく感じます
自分自身も、うまいものがホンマに好き(笑)
旅先ではもちろん、普段の外食や、自分で作った粗末な食事でさえも
美味しいものを食らうことに特別の幸福を感じてしまうのが僕なんです(照)
料理のプロの方、本当に素晴らしい(尊敬)
そこで、実際に料理するのが腕利きのシェフや職人だったとしても、その食材としての野菜となればやはり農家が作っているものと思われます
つまり、世の中の美味しいものを構成する最小単位は農家や一次産業者が生み出す食材なのです。
たとえ自分の料理は下手でも、
美味しい食材で間接的に人々を喜ばせられるとしたら、すごく夢があるなと。
真面目にそう思います。
また今後仮に、そのような付加価値的な生産ではなく
「量を作って市場に売る」ような経営スタイルを取ったとしても、
人々の食を担っていくことに、やりがいと使命感を感じられると思う
そしてそのやりがいを叶えられることが、自分が農業をやる目的になり得ると思っています。
③好きだった祖父の生き方を真似したい
何度か書いてはいますが、祖父は農家でした。
祖父は僕が高校生の時に亡くなり、現役はもっと前に引退していたので農家としての祖父の姿はあまりよく覚えてないです、、
が、いろんな野菜や米を作っていた中、一棟のハウスを丸々使ってスターチスを生産していたことが印象に残っているんです。
添え花として使われる花卉なのですがバラやキクと違ってあまり聞かないですよね。何か思い入れがあったのかもしれないです。わかりませんが(笑)
祖父の農業といえばスターチス、というイメージが強く、2の理由には反していますが花卉栽培にすごく興味があります。
身近で農業に触れさせてくれたのも祖父でしたし、憧れがあります。
いつかスターチスを育てる日が来たら、じいちゃんも喜んでくれるかなぁ、なんてね。
④時代に逆行といわれる中での自己実現
結局のところこれが一番大きい気がしてます
要は、「農業やってます」って自己紹介で言いたいわけです。
農業が人口減少の中にあるのは言うまでもないですね。
ただ、それでも日本の食を支える農業者は存在するわけです。
農業は儲からないというイメージ、これもよく言われています。
ただ、やり方次第できちんと利益を出せることはいろんな本を読んでも書かれてあります。
一般的に皆がやりたがらない農家という仕事で、きちんと稼いで、
なんなら会社員の平均よりもちょっといい稼ぎなんかを得ようもんなら、、
すごくかっこいいなって思います。
だって、農業している人なんて同級生で一人もいないもん。
「一種の”逆張り”のような環境で成功することで自己実現したい」っていう思いがあり、
それを叶えるだけの熱意があるとも思っています。
少し逸れますが「周りにこう見せたい」みたいな、いわばエゴみたいな理由ってあんまり綺麗じゃないですよね。でも実際に何かの目的に見栄が混ざることはあると思います。
でも意外とそんなエゴな部分に自分の本当のモチベーションが潜んでいたりするんですよね(笑)
自分の目的を自覚するために書いてる記事なので、率直に生まれる見栄の部分に蓋をせず、正直に言語化するのがいいと思って書いてます
まとめ
①自分の事業で生活していきたい
②作物/食材を作ることへの喜び
③好きだった祖父の生き方を真似したい
④時代に逆行といわれる中での自己実現
この4点が、自分の中にあるウソのない信念であることが見えてきました。
この目的に応じて今後の選択肢を絞っていくイメージだそうです。
ちなみに本の中の例では、
「妻子の顔を見ながら働ける仕事がしたい」
「ウィンタースポーツがしたいので冬に時間が確保できる仕事がしたい」
みたいな理由が挙げられていました。
個人で農業をしたい人はやはり自由なライフスタイルの実現を目的にされる場合が多いようです。
この本についてもきちんとレビューした記事を作ろうと思います。すごく参考になる本でした。
また♪
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