まるほしです
ここしばらくクルクマの栽培を書いてますが、「急にクルクマって何??」と思われた方もいるでしょう。
今の僕がどういう状況にあるのか、今一度整理して残しておきたいと思います。
結論を言うと、
以前から希望していたガーベラの生産者さんのところで研修生として働いています!
そして、
そこで新しく借りたハウスを使ってクルクマを作っています!
ガーベラ農家で働いている
2024年10月のこと。
前の会社を退職した直後に、県の窓口を通じて市内のガーベラ農家につないでもらい、
インターンとして1週間ガーベラを体験しました。
その時点でガーベラで就農を志望していることをインターン先農家さんに話したところ、真剣に検討してくださりました。
その後数か月の話し合いを経て、雇い入れていただけることが決まりました。
>>>ガーベラ農家インターン その①
実際にやっている作業は、収穫と調製が中心。今が1番収穫が多い時期で、調製が終わったらもう夕方とかになっちゃってます。
収穫のない日はハウス内の管理作業。直近では、気温が上がる今後に向けて保温資材の撤去などもしていました
ハウスを借りている
またインターンの話に戻りますが、地元の農協と相談する機会を設けてもらいました。
その中で、ちょうど近所のハウスの持ち主が借り手を探しているという話が浮上。
立地条件も良くいくつか借り手の候補がいたそうですが、僕たちに譲っていただけることになりました。
このハウスを農園名義で借りてくださり、僕の研修のための圃場として使わせてもらえることに!
約700㎡の立派なハウスで、初っ端から自分の裁量で作付けができることになりました!
とはいえ、いきなりガーベラを作るのは難しいとのこと。
・冬の間も加温が必要だったり、
・咲き始めると1~3年収穫し続けなければならない。
・そもそも農園として実質的にガーベラの規模拡大になってしまう
最初はハードルを下げて別の品目をやる、ということになりました。
このハウスで最初に作るのは「クルクマ」
そこで採用した品目がクルクマというわけです。
野菜とか食物ではなく、ガーベラと同じで 花 です。
さらっと特徴を説明すると、
・東南アジア原産で暑い気候を好む
・収穫期も7~9月と夏に集中
・ガーベラと同じで静岡県のこの地域の特産品
・見た目ではトロピカルな印象をもたらす花らしい。
地域の特産というのが当初の希望とマッチしていてとても魅力的!
共同出荷の部会もあり、一緒に出荷させていただくことになっています。
もうひとつ珍しいのが、多年草だという点。
収穫が終わり秋になると球根を作って枯れるそう。掘り起こさずに寝かせてそのまま2年目の夏に咲かせていく、という栽培サイクルなのだそうです。
夏の果菜類と違って毎年植え付けしないというのがおもしろいですよね。
そのクルクマは今どんな感じ?
そんなクルクマですが、最初の植え付けがもうすでに終わり、芽を出させるために保温を効かせています。
植え付けから1か月が既に経っているのですが、まだ芽は出ていません・・・・

掘ってみるとちゃんと芽が出てた!^^
球根の時は乾燥していてスカスカに軽かったけど、ちゃんと生きていてひと安心です!笑
早く地上に出てきて光合成を始めてほしいところ!
ガーベラは今どう?

めちゃくちゃたくさん咲いています!
この黄色いガーベラ、写真で見るより何倍も咲いているような勢いです。
三寒四温の乱高下もようやく抜けてしっかり気温が上がるこの時期、花の数がピークになるようです。
週の中で収穫の曜日が4つあるのですが、
朝から採り始めて昼過ぎまでかかり
調製、箱詰めが終わるころにはもう夕方。
忙しいですがボリューミーに咲き乱れるガーベラを楽しんでいる今日この頃です ✌
それと、ピークが終わるにつれて改植 植え替えが始まっていくそうです。
しばらく充実したガーベラライフが送れますね^^^^
就農(独立)のタイミングはいつになるのか

ブログ立ち上げからずっと掲げている独立就農、いつになるのでしょうか。
もちろん今でもガーベラを希望してはいますが、そもそもガーベラは参入ハードルがかなり高い部類に入るようです。
新規就農でしかもハウス栽培。否定的な意見が多く聞かれる中です。
親元就農以外ではほとんど聞いたことがないとも言われました。
独立の品目として本当にガーベラを選んでいいのか。
希望は貫きつつも意固地にならず、柔軟な姿勢で構えていようと思っています。
そのため、研修先のKさんとも相談していますが、具体的な時期などは定めていません。
年間を通しての栽培サイクルや技術面、売上や経費といった金銭面も肌感覚で身に着けていきたいので、1年2年よりは長い期間はかかると思います。
恵まれた環境に置かせてもらえたので、しっかり自分のものにしていきたいです。
まとめ すべての時間が学び。
品目については上記の理由も含めいくつかの心境の変化があり、
ガーベラがいい!と決めた時と比べて少し柔軟に捉えるようになりました。
実際クルクマをやっていて得た学びがガーベラにも活きてますし、
関西にいた頃の経験がクルクマと線でつながる感覚も度々感じます。
同じ耕種農業という括りですから共通項も多い。いろんな品目を経験して自分の農業の形を磨いていきたいです。
自分の望んだ今のこの環境。
周りのせいにできることなんて1つもないです。
ガーベラがやりたいと言ったこと
農業で生きていきたいと言ったこと
口にした決意を嘘にしてしまわないよう、
チャンスを逃して後悔しないよう、その時その時できることを着実にやっていきたいです。
そのためにもこのブログもこつこつ続けていきたいので、よかったら応援してもらえると嬉しいです!
また♪
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