12月4週 土壌消毒 

営農発信

12月も終盤に入り、本格的な冬が近づいてきました。

ここ浜松もしっかり冷える日はあるにはあるけど、思いのほか暖かい。
いかにも”暖地”って感じの気候ですね。
雪とか全く降る気配ない()

風だけは強いんですけどね〜〜〜><


はい。そんなこんなで今週も新ハウスの準備。大詰めです

 ピクリンで消毒

先週無事に綺麗な畝が立てられました。

今週やることは、土壌消毒。

土壌消毒とは?

一言で言うと、「土壌の生物相をリセットする」


土の中には多種多様な微生物や菌類が住んでいます。

その中で、たとえばハウスでキクを毎年作っていたとすると、土の中でキクを好む虫や菌だけが増え、作付けを重ねるごとに微生物バランスが偏っていきます。
その偏りをリセットし、バランスを作り直すための作業が土壌消毒です。


そして、今回使う消毒剤が、「クロルピクリン」という毒物指定の薬品。

土の中の菌や線虫を一掃するピクリンですが、人間にも猛毒。

事前準備、被覆のビニールを用意!

薬剤を打ち込んだ土は、ビニールで全面被覆することで消毒効果を維持します。
一度薬剤を開封するとすぐに気化しはじめるのでモタモタしてられない。

あらかじめハウスの端にビニールをセットし、すぐに広げられるようにしておきます。
ビニールのふちには土を被せて端を固定します。

いざ消毒!

農薬散布用マスクと厚い手袋でしっかりガード。
専用の機器を使って消毒を打ち込んでいきます。

使うピクリンの量は1缶(20L)

専用の消毒器を使って、25センチ間隔で畝に注入。一畝終わるごとにすぐビニールを引っ張り、被覆!

打ち込みを進めるごとにハウス内に毒ガスが広がっていくので緊張感もピリピリ。マスクの密着が甘いと臭いが入ってきて、目がツーンとしてきます。
これはまずい><

なんとか終了!

両側からビニールを引っ張り、中央で巻き合わせておもしを置く。最後に全てのふちに土を被せて密閉したら、完成!

臭いはガードしてますが、マスクの外では気化がどんどん進んでいます。
畝を進めるごとに増していく”毒感”と、あとは日没との勝負(笑)

大急ぎで土を被せてなんとかその日に完了しました笑

今週のガーベラはかなりの若採り

今週のガーベラ収穫は、月曜からカッチカチに若採りしました wクリスマス、そして新年を迎える時期で花の需要が上がるそうです。年末商戦  ってやつですねそんなまるほし、新年に花を飾るという感覚が備わっておらず、ピンときてませんでした←年越しの間市場が休みだから、廃棄にならないように全部出し切る、その意味もあります。最終の27日はこんなに若くでもいいよと↓

ちなみにしっかり咲いた時がこれ

秋以降、しっかり咲いた花しか採らないことがルールになっていたので困惑しつつ。
スカスカになるくらいに花を採りまくって、今年の収穫は終了しました。

まとめ

新しいハウスの準備も無事にひと段落
消毒の臭いが無くなるまで1ヶ月はかかるそうなので、ピアノホワイトの植え付けは1月下旬になりますね。

面積が増えて忙しくなりますが、来年の収穫が本当に楽しみ!


終わります!

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